タグホイヤーとはスイスの時計メーカーで、
ロレックスやオメガと並ぶ世界的高級時計ブランドです。
クロノグラフなどのスポーツウォッチが人気で、
モータースポーツなど、スポーツイベントのスポンサーとしても有名です。
高級腕時計メーカーですが、スポーティーイメージがあり、
他のブランドに比べ比較的安価なため若者にも人気があります。
スポーツで使われる実用時計としては、最高峰を誇るメーカーで、
格式の高さ、性能、革新的技術、絶対的な4つのモットーがタグ ホイヤーの理念です。
タグホイヤーは、断えまない精進による向上心から、
最高峰に位置づけられているのです。
■ タグホイヤーの特徴
タグ ホイヤーは、気圧や水圧に強く、
分・秒が狂わない実用時計です。
創設当初からストップウオッチや、
クロノグラフといったスポーツウオッチの開発に力を注いでおり、
タグホイヤーの歴史=スポーツウオッチの歴史といっても過言ではありません。
水中でのスポーツを行なうときにかかる水圧や、
飛行機による気圧抵抗に非常に強く、
体を動かす人の実用時計としては最高峰とされています。
スポーツやスポーツカーを好むような人は、
ロレックスやカルティエより、腕時計が欲しいと思うことでしょう。
実用性、技術の高さから、
若い男性やスポーツ系の人に絶大な人気を誇ります。
そのため、以前は女性がファッションとして身につけるということは少なかったようです。
最近は、マリア・シャラポワ、ユマ・サーマンを中心に
スポーツをする女性向のモデルも多数ラインナップされていて、
女性がファッションで付けていても遜色の無いブランドになっています。
タグホイヤーの腕時計は、時代ごとにデザインが革新されていて、
有名モデルやレトロなものは高額なプレミアがついて取引されるなど、
実用性のほかにもファンを獲得しています。
■ スポーティーなイメージ
F1の公式計時を務めていたほか、
同じTAGグループであるマクラーレンチームのスポンサーとしても長期にわたり活動しています。
その関係で、アイルトン・セナ、片山右京、キミ・ライコネンなど
F1ドライバーの名前を冠したモデルを多数発売しているほか、
F1以外でもタイガー・ウッズの名前を冠したモデルなども存在します。
タグホイヤーの腕時計のなかでも代表的なモデル。
タグホイヤーカレラという名前はスペイン語でレースを表すカレラ(Carrera)や
1950~1954年の伝説の自動車レース『カレラ・パンアメリカーナ・メヒコ』に由来しています。
1950年に始まったカレラ・パンアメリカーナ・メヒコは、
パンアメリカンハイウェイの南セクションのオープンを祝って
メキシコを駆け抜けるというもので、ハイスピードのレースであった。
ハイスピードのレースゆえに事故が多かったため短期間で終了してしまったが、
多くのレーシングドライバーを排出した。
F1で5回世界チャンピオンになったアルゼンチンの偉大なレーサーである
ファンマニュエル・ファンジオは、1953年にこの伝説のレースで勝利を収めています。
タグホイヤーでは1964年、この個性的な冒険イベントへのオマージュとして、
スポーツ精神とエレガンスを兼ね備えたクロノグラフ「Carrera」を発表しました。
タグホイヤー カレラは、その名の示すとおり、
モータースポーツやレースなどをイメージした腕時計としてデザインされており、
多くのタグホイヤーの腕時計のベースとなっています。
また、クロノグラフタイプのタグホイヤー カレラクロノグラフと、
クロノグラフ機能を搭載していないタグホイヤー カレラの2種が存在しています。
タグホイヤーカレラは人気の高いモデルであるため、
非常にカラーバリエーション豊富なモデルとなっており、
また、文字盤のデザインに加え、皮ベルトタイプのもの、
金属製のベルトタイプのものと2パターン選択できる事から、
その組み合わせによって非常に多くのデザインを選択することが可能になっています